立教大学を第一志望にしている学生のなかには、可能な限り受験のチャンスを増やしたいと考える人もいるでしょう。
一般入試(全学部入試)だけでなく共通テスト利用入試を上手に組み合わせれば複数回受験できるため、合格の可能性も上がります。
今回は、立教大学の共通テスト利用が併願できるか解説します。
併願する場合の受験料やポイントにも触れるため、参考にしてみましょう。
立教大学の共通テスト利用と一般入試は併願可能?
結論からお伝えすると、立教大学は共通テスト利用と一般入試(全学部入試)を併願することが可能です。
立教大学では、2021年度以降入試体制が大きく変更されました。
これまでの一般入試を廃止し「全学部入試」として定め、5日(文学部は6日、理学部は2日)の入試日程を設けています。
受験生は自分の志望に合わせて好きな学部に出願することができ、どの学部を志望する人でも同じ日・同じ時間・同じ場所で同じ問題に挑むことになったのです。
そのため、最大で5回の一般入試(全学部入試)と、共通テスト利用とを受けることが可能です。
ただし、一般入試(全学部入試)は1日程1学科(専修)にしか出願できないため注意しておきましょう。
最大でも5学科(専修)を受験できるということであり、1日程で複数学部・学科へ出願することはできません。
立教大学の共通テスト利用同士は併願可能?
立教大学の共通テスト利用は、共通テスト利用同士での併願も可能です。
極端な例ですが、立教大学に設置されているすべての学部・学科・専修に対し出願することもできます。
複数の科目型の併願もできるため、共通テストの全科目を受験しておけば最大で31学科(専修)かつ各2パターンの科目型で63の併願ができるのです。(ドイツ文学専修に限り3パターンの科目型を実施しています)
どうしても立教大学に入学したい場合は、複数の学部・学科に出願しておくとよいでしょう。
ただし、手あたり次第の受験では科目ごとの得点につながらない可能性があるため、ある程度学びたいことに合わせて志望学部は絞っておくべきです。
立教大学の共通テスト利用の受験料はいくら?
ここからは、立教大学共通テスト利用の受験料について解説します。
年度によって変わる可能性がありますが、ここ数年大きな変動は見られないため目安として十分活用できるでしょう。
共通テスト利用の受験料は18,000円
立教大学共通テスト利用の受験料は、18,000円です。
1学科・専修・科目につき18,000円である点に注意しておきましょう。
立教大学では「受験料」ではなく「選考料」として金額を課しており、払い込みの際には1,100円の手数料がかかることも要注意です。
複数学科等を受験する場合は?
共通テストの結果を利用して複数の学部・学科に出願する場合、出願する学部・学科の数だけ受験料がかかります。
つまり、2学部に出願するのであれば18,000円×2学部で36,000円、3学部に出願するのであれば18,000円×3学部で54,000円かかります。
もちろん複数学部に同時出願した方が合格可能性を上げやすいですが、受験料が倍々式に膨れ上がってしまうため、志望度の高い学部もしくは合格ラインを突破できている学部にのみ限定して出願するのが理想的です。
立教大学の一般入試の受験料はいくら?
併せて、立教大学一般入試の受験料についても確認しておきましょう。
立教大学だけでなく多くの大学において、共通テスト利用よりも一般入試の方が高い受験料となっています。
これは大学が独自に問題作成・試験開催・採点・合否判定までする労力の分であり、場合によっては共通テスト利用の2~3倍の額になるケースもあるため注意しておきましょう。
一般入試の受験料は35000円
立教大学一般入試の受験料は、1試験日につき35,000円です。
立教大学では一般入試を「全学部入試」という名称に変更し、どの学部・学科でも同じ日程・同じ問題で試験を実施するよう変更されています。
最大で5日程(文学部の場合は6日程・理学部の場合は2日程)確保されており、どの試験日であっても幅広く出願学部を選べます。
つまり、志望学部にチャレンジできる回数が共通テスト利用も含めて6回あるということであり、合格可能性が上がっているのです。
複数試験日を受験する場合は?
立教大学一般入試(全学部入試)における最大5日程すべて受験する場合、35,000円×5日程で175,000円の受験料がかかります。
文学部も併せて受験し1日程加える場合、210,000円かかることを知っておきましょう。
想像以上に高額であるため、事前に保護者と相談して受験料を準備しておく必要があります。
まとめ
立教大学は、共通テスト利用と一般入試(全学部入試)を組み合わせると相当多くの受験チャンスが得られます。
より確実に立教大学へ入学したい場合は、得意科目や志望学部と照らし合わせながら併願しやすい学部・学科を選定してみるとよいでしょう。