受験情報
2021.08.18
目次
「立教大学経済学部に入りたいけど、就職状況はどうなんだろう」
「経済学部ってどんな雰囲気?」
このような疑問を抱えている人も多いと思います。
この記事では立教大学の受験を考えている高校生に向けて立教大学経済学部の入試情報や就職状況を紹介します。
具体的には
・立教大学経済学部の概要
・立教大学経済学部の入試情報
・立教大学経済学部の雰囲気
・立教大学経済学部の就職情報
・立教大学経済学部の評判・口コミ
の順に解説します。
10分くらいで読めますし、立教大学経済学部がどんなところかわかる可能性が高いのでぜひ一読ください。
はじめに立教大学経済学部の概要を解説します。
立教大学経済学部には経済学科、経済政策学科、会計ファイナンス学科の3つの学科があります。
ここでは3つの学科がどのような場所なのかそれぞれ紹介します。
1つ目に紹介する学科は経済学科です。経済学科は人がいかにして豊かに、人間らしく暮らせるか経済から解き明かしていく学科。
「ミクロ経済学」「マクロ経済学」などの基礎理論を学び歴史を分析することで、現代の経済システムが生まれた背景や、経済の本質を学べます。
経済学科で経済学の基礎から応用を学ぶことで
・時代の動きを読む力
・社会の問題を解決する力
・経済の動きを明らかにする、統計分析力
が身につきます。
・消費者物価指数
・GDP(国内総生産)
・失業率
などの経済の基本的な知識はもちろん、グローバルな視点で物事を考える力の付く学部です。
2つ目に紹介する学科は経済政策学科です。経済政策科は経済の視点から、社会問題を解決する政策を考える学部。
金融政策や都市政策、産業政策、環境政策など、社会を動かすさまざまな政策を中心に学習します。
さらに政策の現場で活躍する専門家を招くなど、実践的な知識にこだわった学部です。
ゼミでは文献講読やディスカッションを通じて、社会で必要な
・論理的思考
・プレゼンテーション能力
を身に付けられます。
社会に出ても役に立つ実践的な学びが得られる学部です。
3つ目に紹介する学科は会計ファイナンス学科です。会計ファイナンス学科はお金を通じて、企業の動きを視覚化していく学科。
・「会計」
・「マネジメント」
・「ファイナンス」
3つの専門分野を学び、企業分析の実践力を高めます。
資格取得の支援に力を入れており
・公認会計士
・税理士
・証券アナリスト
・ファイナンシャル・プランナー
などを目指す学生のためのカリキュラムが充実しています。
・企業経営に関する知識を深めたい人
・実践的な資格を取得したい人
におすすめの学科です。
立教大学経済学部は池袋キャンパスにあります。池袋駅西口より大学正門まで徒歩約7分で、周りにはお店も充実しているので最高の立地です。
キャンパス内は自然豊かで落ち着いた雰囲気が味わえます。
2021年度のデータによると立教大学経済学部の初年度納入金額は1,326,500円。
内訳は入学金200,000円、授業料1,121,000円、諸会費5,500です。
立教大学経済学部の男女比は男子63%、女子37%で男子の数が勝っています。
しかし女子の人数だけでも1000人以上いるため、学生生活を送るなかで、女子が少ないことはあまり実感しにくいかもしれません。
立教大学経済学部では
・国
・企業
・個人
の動きを経済という視点から学べます。
多角的な視点を修得し、日々変化する現代社会にも対応できる主体的な行動力・思考力が身につくでしょう。
また経済を根底にあるのは人です。つまり人間性についても学ぶ学部といえます。
立教大学経済学部の特徴・特色を解説します。
1つ目の特徴・特色は他学科の授業を履修できることです。経済学部は「豊かな人間性の育成」を目標に3学科が一体化して運営されています。
そのため他学科で興味ある分野がある場合、履修できるのです。自分の興味が複数の学科にまたがっていた人にはうれしい制度です。
2つ目の特徴・特色は需要の高いデータサイエンスを学べることです。近年、ITの発展によりデータサイエンスを身に付けた人材の需要は高まっています。
経済学部では2019年度より「データサイエンス概論」を設け、データサイエンスの基礎を学べるようになりました。
このように時代の流れをキャッチし、進化し続けるのも立教大学の良いところですね。
ここまで立教大学経済学部の概要を紹介してきました。次に立教大経済学部の入試情報を解説します。
まずそれぞれの学科ごとの
・偏差値
・倍率
を見ていきます。
倍率は立教大学の公式HPの2021年度「入試結果」、偏差値は河合塾(第1回全統記述模試)のデータをもとにしています。
〈経済学科〉
倍率4.1
偏差値62.5
〈経済政策学科〉
倍率4.3
偏差値60.0
〈会計学科〉
倍率3.6
偏差値60.0
倍率、偏差値ともに学科ごとの差はあまりみられません。
次に一般入試の受験科目・配点を見ていきます。
大学では2021年度から文学部以外の個別日程入試が廃止され、全学部日程入試に一本化されました。そのため経済学部も全学部日程のみの受験です。
〈全学部日程〉
国語:国語総合(漢文Bを除く)、現代文B、古文(漢文Bを除く)
地理歴史、公民、数学:日本史B、世界史B、政治・経済、数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B[ベクトル・数列])のうちから1科目選択
外国語:英語資格、選定試験のスコア、もしくは大学入学共通テスト「外国語『英語』」のいずれか
配点は国語150点、地理歴史、公民、数学100点、外国語150点の合計400点です。
次に共通テスト利用の科目とボーダーを解説します
〈科目〉
●経済学科/3科目型
3教科3~4科目(400点満点)
【国語】国語(漢文を除く)(150)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](150[75])
《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100)
《公民》現社・倫理・政経・「倫理・政経」から選択(100)
《数学》数IA・数IIB・簿記*・情報*から選択(100)
《理科》物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学から選択(100)
※理科は,「基礎2科目」または「発展1科目」から選択
・選択科目→地歴・公民・数学・理科から1科目(理科基礎は2科目で1科目とみなす)
●経済学科/6科目型
5教科6~7科目(800点満点)
【国語】国語(200)
【数学】数IA必須,数IIB・簿記*・情報*から1,計2科目(200)
【理科】物基・化基・生基・地学基から2,または物・化・生・地学から1(100)
※理科は,「基礎2科目」または「発展1科目」から選択
【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](200[100])
《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100)
《公民》現社・倫理・政経・「倫理・政経」から選択(100)
・選択科目→地歴・公民から1科目
〈ボーダー〉
経済 3科目型 85%
経済 6科目型 80%
経済政策 3科目型 83%
経済政策 6科目型 79%
会計ファイナンス 3科目型 85%
会計ファイナンス 6科目型 79%
共通テストのボーダーを立教大学は公表していません。
そのため河合塾の共通テストボーダーをもとにしています。(https://search.keinet.ne.jp/2290/general/border_rate)
2021年度から立教大学は入試制度を大きく変え、新たな体制に移行しています。
入試科目などは、変更される恐れがあるので随時公式HPで確認するようにしましょう。
立教大学の中で見ると立教大学経済学部の入試難易度は高い傾向にあります。
例年、偏差値を見てみると
・異文化コミュニケーション学部
・経営学部
・社会学部
が高く
・コミュニティ福祉学部
・理学部
観光学部は低いです。
立教大学経済学部の入試傾向と対策を解説します。
経済学部で150点の配点である国語は現代文が大問2つ、古文が大問1つの構成です。
どちらも文章自体の難易度はそこまで高くはないのですが、試験時間に対して問題数が多い傾向があります。
そのためいかに正確にはやく解けるかがカギです。
対策は効率の良い読み方を参考書でマスターすることです。例えば現代文でいえば構造分析しながらよむことで、筆者の主張を掴むのが格段に速くなります。
そのような読み方を参考書ではわかりやすく学べますので、取り組んでいきましょう。
選択問題である日本史ですが、テーマ史が頻出しています。
テーマ史とは
・「情報の伝達」
・「法制度の歴史」
など、1つのテーマについて様々な時代から出題される問題です。
そのため苦手を作ることなく幅広い分野を学ぶ必要があります。また通史で前の時代から学んでいるだけではテーマ史に対応できないかもしれません。
テーマ史を攻略するには一通り基礎知識を入れた後に、テーマごとに知識をまとめなおすことが有効です。
テーマ史を集めた問題集もありますから、ぜひ参考にしましょう。
ここまで
・立教大学経済学部の概要
・立教大学経済学部の入試情報
を見てきました。
ここからは立教大学経済学部の雰囲気を紹介していきます。
はじめに学生の特色について紹介します。
立教大学経済学部の1つ目の特色はモチベーションが高い人が多いことです。
立教大学では活動的で何事に対してもモチベーションが高い人が多いです。
普段は自分から積極的に何かを始めない人でも、周りが活動的だと一歩踏み出せたりしますよね。
もちろん全員が活動的なわけではないので、落ち着いた人でも問題なくなじめますが、周りの友達から刺激をもらいたいという人にはあっていると思います。
2つ目の特色はおしゃれな人が多いことです。
大学生といえば、キラキラしたイメージを持っている人も多いと思いますが、立教大学経済学部はまさにキラキラした人がたくさんいます。
例えば男性でもひげ脱毛や眉毛サロンに通っていたり、池袋のカフェやワインバーに言ったりする学生もおおいようです。
おしゃれと言っても勉学をおろそかにしているわけではありません。
勉強も遊びも頑張るという生徒が多いので、勉強に専念したいという人でも安心して通えます。
池袋キャンパスはレンガ造りの建物や自然豊かな庭があって落ち着いた雰囲気です。
キャンパスは一般開放されているため、素敵な空気を味わおうと、一般の方々が散歩をしていることもあります。
サークル活動を池袋キャンパスで行っているところも多いため、一人で景色を楽しむことも、みんなで楽しく活動することもできるキャンパスです。
次に立教大学文学部の就職情報を解説します。
公式HPの2019年度就職・進学データをもとに、卒業生の就職先について具体的に紹介していきます。
経済学部の就職率は98.2 %。ほとんどの人が進学せずに就職を選ぶようです。就職先の傾向としては小・卸売り、情報、サービス業に進む人が多くみられます。
・三井住友信託銀行(株)
・(株)三井住友銀行
・りそなグループ
・東京都特別区
・日本生命保険(相)
・三井不動産リアルティ(株)
・国家公務員一般職
・第一生命保険(株)
・SMBC日興証券(株)
・あいおいニッセイ同和損害保険(株)
・(株)マイナビ
・(株)ニトリ
・三菱UFJ信託銀行(株)
・(株)日本政策金融公庫
・三井住友海上火災保険(株)
・(株)商工組合中央金庫
・大和証券(株)
・ソフトバンク(株)
・楽天(株)
・(株)キーエンス
・(株)千葉銀行
・(株)群馬銀行
・(株)福岡銀行
・日本航空(株)
・(株)エヌ・ティ・ティ・データ
・コムチュア(株)
・三菱総研DCS(株)
・SCSK(株)
・キヤノンマーケティングジャパン(株)
・(株)船井総研ホールディングス
立教大学経済学部は就職に強いといえます。
2018年の東洋経済オンライン「就職力」の強い大学トップ100ランキングによると、立教大学は第15位にランクインしています。
また大企業は経済の知識がある経営学部・経済学部の学生を欲しがりますから、立教大学経済学部で就職に不利になることはないでしょう。
最後に立教大学経済学部の評判・口コミを解説します。
1つ目の口コミは留学プログラムが充実していることです。
経済学部は語学教育や海外研修が充実しており、特に「経済学を英語で学ぶための短期留学プログラム」は、その地域の文化・経済社会を英語で学べます。
そのため
・異文化コミュニケーション能力を高めたいという意欲的な学生
・留学して海外の文化を知りたい
という学生は満足しているようです。
2つ目の口コミは立地が良いということです。経済学部は池袋キャンパスにあり池袋駅西口から大学正門まで徒歩約7分。
大学までの道のりには学生向けの飲食店が並び、カフェでは勉強している学生をよく見かけます。
池袋ということで電車を使えばどこでも行けますから遊ぶ場所にも困らないと好評です。
ここまで立教大学の経済学部について紹介してきました。学部について具体的に知っておくことは受験を頑張るうえで大きなモチベーションになります。
立教大学に入りたいという強い気持ちをもって走り抜けていきましょう。