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2021.08.17

【立教大学の補欠合格(追加合格)】スケジュールや合格人数を解説

目次

今回は立教大学の補欠合格について解説していきます。
もし自分がそうなった時に慌てなくていいようにしっかり理解し、正しく対応できるように準備しておきましょう。

補欠合格や追加合格とは何?

そもそも補欠合格とは何かというと、
「正規合格者から入学辞退者が出た場合に、補欠合格者の中から順次繰り上げで合格する可能性がある合格」
のことを言います。
つまり、もし正規合格者からの辞退者が出なければ、補欠候補者たちは合格にはなりません。
大学によっては、『補欠』、『補欠候補者』、『補欠対象者』、『追加合格候補者』など言い方は様々です。
合格発表後に正規合格者の入学状況で欠員が出たことにより合格になった繰り上げ合格のことを『補欠合格』 という事もあります。
簡単に言うと、「補欠合格=キャンセル待ち」という理解で十分です!
私立大学は併願している人も多いので比較的合格して辞退する人も多いです。
補欠合格の上位であれば最後まで繰り上げの可能性に期待できます。

補欠合格と追加合格の違いとは?

補欠合格

「正規合格者が入学を辞退したら合格になる」という事なので、現段階では合格ではありません。
ぬか喜びをしないようにしましょう。

追加合格

「すでに欠員が生じているので、不合格者の中から改めて合格にします。」という事なので、合格です。
素直に喜ぶことができます。

また補欠合格には大きく2パターンに分けられます。
①補欠合格者をあらかじめ発表する形式
私立大学の多くは、正規合格者と一緒に補欠合格者を発表する形式が多いです。
もちろん全ての大学ではないので、各大学の入試要項などをよく確認してください。
また、発表の形式としても、
「順位を公開する形式」「 順位を公開しない形式」
の2通りがあります。
ただ、順位が出ても、出なくても、補欠が一人も繰り上がり合格とならないこともあります。
順位が出る形式で、番号が早い方が可能性は高いですが、それだけでは決定しないので注意してください。
私立大学の補欠合格からの繰り上げに関しては、後期試験などが終わり、入学手続きが終わった時点から発表が始まる形式が多いため3月半ば辺りに集中するイメージです。
ただ、「私立大学の定員厳格化」により、3月末でも合格がでることがあるようです。
特に関東の私大は定員の厳格化もあり厳しい状況です。
そのため受験生も複数の大学、学部を受験します。
そうなると、必然的に合格を頂いても、実際には進学をしないことも多くあります。
こういった事態を見越して、多くの大学では定員を超えないように調整するため「補欠合格」を多めに出しています。

②補欠合格者を欠員に合わせて合格とする形式
こちらは国公立大学に多い形式です。
国公立の場合は「前期」は「前期」、「後期」は「後期」のそれぞれで追加合格となる可能性があります。
この形式の場合、合格発表の際には特に発表はありません。
しかし、実際に正規合格者が入学手続きが行われず定員に満たない場合は、成績上位者から順に追加で合格者として繰り上げを行っていきます。
追加合格の連絡は3月末が多く、連絡が来てしまえば確実に繰り上げ合格となります。
ただし、この電話に出られないと繰り上げがなくなってしまう場合もあるようです。
この時期は何が何でも電話に出るつもりでいてください。

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立教大学の補欠合格(追加合格)について

特徴

合格発表が4回ある

立教大学は4回にわたって合格発表があります。(2回目以降は実質補欠合格・追加合格の扱い)
「電子版 立教大学 2021年度 入学試験要項」には以下のように記載がります。
個別学部入試の2~4回合格者発表は、入学手続者の欠員を補うもので、必ずしも合格者を発表するとは限りません。 
また注意点として2020年度から書類が送付されなくなりました。
そのため自身で立教大学のマイページにログインし、合否を確認し手続きをしないと入学ができません。
必ずマイページでの確認を行いましょう。

2021年度入試のスケジュール

文学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月11日(金)、2月12日(土)、2月13日(土)
※2月11日(金)の日程は数学の選択不可
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

異文化コミュニケーション学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)、11月14日(日)※14日は異文化コミュニケーション学部B方式のみ
国際選抜入試:1次選考(書類審査合格発表)10月26日(火)、2次試験11月14日(日)

経済学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

経営学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

社会学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)
国際選抜入試:1次選考(書類審査合格発表)10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

法学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)
国際選抜入試:1次選考(書類審査合格発表)10月26日(火)、2次試験11月14日(日)

観光学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

コミュニティ福祉学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

現代心理学部

一般入試:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月12日(土)、2月13日(土)
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

理学部

一般入試:2月6日(日)、2月9日(水)
※理学部は日程によって科目が異なるので注意
共通テスト利用入試:2月15日(火)
自由選抜入試:1次試験10月26日(火)、2次試験11月13日(土)

スケジュール感

一般入試

試験日:2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月11日(金)、2月12日(土)、2月13日(日)
第1回合格者発表日 2月24日(木)
入学手続締切日(第1回合格者):3月2日(水)
第2回合格者発表日:3月9日(水)
入学手続締切日(第2回合格者):3月15日(火)
第3回合格者発表日:3月17日(木)
入学手続締切日(第3回合格者):3月23日(水)
第4回合格者発表日:3月25日(金)
入学手続締切日(第4回合格者):3月29日(火)

共通テスト利用入試

合格者発表日:2月15日(火)
入学手続締切日:3月2日(水)

自由選抜入試

第1次選考(書類選考) 合格者発表日:10月26日(火)
第2次選考日 :11月13日(土)・11月14日(日)
合格者発表日:12月1日(水)
第1次入学手続締切日:12月9日(木)
第2次入学手続期間:2021年1月24日(月)~2月4日(金)

国際選抜入試

第1次選考(書類選考) 合格者発表日 10月26日(火)
第2次選考日 社会学部:11月13日(土)
異文化コミュニケーション学部・法学部・GLAP:11月14日(日)
合格者発表日 12月1日(水)*
第1次入学手続締切日 12月9日(木)
第2次入学手続期間 2022年1月24日(月)~2月4日(金)

アスリート選抜入試

出願期間 2021年9月1日(水)~3日(金)(1次扱い)
第2次選考受験許可者 発表日 9月28日(火)
第2次選考日 10月7日(木)
合格者発表日 11月1日(月)
第1次入学手続締切日 11月9日(火)
第2次入学手続期間 2022年1月24日(月)~2月4日(金)

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立教大学の補欠合格(追加合格)者の人数はどれくらい?

HPによると2020年の個別学部日程の第2回~4回の合格者の数は以下の通りです。
学部/ 第2回~4回合格者数 /総合格者数 /追加合格割合
文学部/ 376人 /1175人/ 32%
異文化コミュ学部 /67人/ 164人/ 40%
経済学部 /229人/ 852人/ 27%
経営学部 /140人 /291人 /48%
理学部 /235人/ 767人 /31%
社会学部 /347人 /662人 /52%
法学部 /324人 /1038人 /31%
観光学部 /80人 /434人 /18%
コミュ福祉学部 /124人/ 367人/ 34%
現代心理学部 /78人 /221人 /35%
合計 2000人 /5971人/ 33%
少ないところでは18%、多いところでは48%とほぼ半数が追加合格となっている学部もあります。
全体でならすと33%と3人に1人は補欠合格となっています。
補欠合格の割合がかなり大きいため不合格となっても諦めずマイページで確認する必要がありそうです。

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立教大学以外のMARCHの補欠合格まとめ

明治大学

●基本的には追加合格(事前に発表などが無く、欠員が出た場合に補充する)形式となる
●農学部のみ補欠合格の形式となる
●追加合格に関しては、有無を公式HP上で公開
●共通テスト利用、全学部統一では追加合格なし
●合格証などはUCAROから自力で出力が必要
明治大学の合格発表全体で言えることですが、これまでは郵送で届いていた「合格証」が郵送では無くなりました。
UCAROから印刷する必要がありますので気を付けてください。
また、農学部のみ補欠合格候補者の発表が正規の合格発表と同時に行われます。

青山学院大学

●一般入学試験の法学部、国際政治経済学部のみ「補欠候補者制度」あり
(正規合格者発表と同時に該当者に「補欠候補者通知書」を速達にて郵送します)
●UCAROによる個別合否照会が可能
●補欠合格者、追加合格者として補欠合格通知書および入学手続書類を速達にて郵送
今年度、多くの大学で郵送での通知を行わない中、青山学院大学では郵送での通知を実施。
都度サイトを確認しなくていい分、こちらの方が安心感がある方も多いかと思います。

中央大学

●欠員が出た場合追加合格の発表が行われる
●UCAROを通して追加合格の発表、入学手続きを実施
●合格証書などのメールや電話、郵送は無いため、UCAROでの確認が必須
中央大学も青山学院大学と同様にUCAROでの発表となります。
必ず追加合格発表の日程を確認し、手続きを忘れないよう気を付けましょう。

法政大学

●A方式のみ、欠員が出た場合追加合格の発表を実施
●追加合格は2次合格、3次合格、4次合格といった形で追加合格を発表
(該当者なしの場合もあり)
●発表はネットで実施(同時に郵送でも「合格通知書」が届きます)
法政大学も以前と変わらず郵送があります。
結果がいまいちだった方も「合格通知書」が届くのを待ちましょう。

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まとめ

今回は立教大学の補欠合格について解説しました。
不合格になっても最後まで合格の可能性を捨てずにいることが大切です。
知らずにみすみす合格を逃さぬよう、必ずマイページで期日に合格になっていないか確認しましょう。

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