受験情報
2021.08.01
目次
立教大学の経営学部では、少人数での学びをとおしてビジネスの時代を勝ち抜く力が学習できます。 問題を分析して解決する力は、実社会に大きく貢献できるでしょう。 今回は、未来のビジネスリーダーを育てる立教大学の経営学部にピックアップして、詳しい入試情報や、就職情報を徹底解説していきます。
立教大学の経営学部は、2006年に設立された比較的新しい学部です。 経済学部の経営科・社会学部の産業関係学科が統合されて設立されました。 経営学科のカリキュラムは、最先端の経営と、社会が求めるリーダーシップをビジネス現場から学ぶことを目標に 、少人数でのグループワーク「ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)」を中心とした、マネジメント、マーケティング、アカウンティング&ファイナンス、コミュニケーションの4領域から構成されます。 また、国際経営学科では授業が全て英語で行われる(バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム(BBL))等国際社会での経営実務を目指した学習内容が取り入れられています。
立教大学の経営学部には、「経営学科」「国際経営学科」の2つが設置されています。 ここからは、それぞれの学科の特徴について紹介していきます。
経営学科では、チームを引っ張るビジネスリーダーを目指して、企業または組織を機能させながら事業を管理する専門知識や能力を養います。 1年次ではリーダーシップ入門、少人数のクラスでおこなう「ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)」のカリキュラムでは、グループワーク・リサーチ・ディスカッション・プレゼンテーションを実施。 1人1人のリーダーシップやコミュニケーション能力が高まってからは、「マネジメント」 「マーケティング」「アカウンティング&ファイナンス」「コミュニケーション」の4つの領域でより幅広い深さの経営学を身につけていきます。
国際経営学科では、国際環境で活躍できるビジネスリーダーを育てる「バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム」で段階的な英語でのコミュニケーション能力を養います。 コアカリキュラムである「バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム」の特徴は、総合力と専門性の2つです。 1年次に、「読む・聴く・話す・書く」4つの能力を高めていきます。 2年次では、専門教員と英語教員によって、英語の専門科目の授業がおこなわれます。 3年次になると、英語による専門科目群が本格的に展開され、国際的なビジネス環境を体験。 専門科目のおよそ7割は、英語で開講されるため、段階的な英語力が習得できます。 海外留学や海外インターンシップなどの高い英語力を習得できるプログラムも魅力です。
経営学部は池袋キャンパス内にあります。 池袋キャンパスはJR、地下鉄各線池袋駅から徒歩7分。 繁華街の近くながら緑豊かな学内は、学生の活気に溢れ、歴史を感じる赤レンガ造りの建物は、現代的な美しい施設と調和しています。
立教大学経営学部の2021年度初年度学費納入金は入学金200,000円、授業料1,121,000円、実験実習費30,000円、その他研究会費3,000円、学生健康保険互助会費3,500円、計1,357,500円です。
立教大学経営学部の2021年度の在学者数は、経営学科男540名、女451名、国際経営学科男269名、女345名、全体では男809名、女796名で男女比は51対49です。 2021年度の入学者数は、経営学科男137名、女102名、国際経営学科男53名、女89名、全体では男190名、女191名で男女比は50対50です。
立教大学の経営学部では、専門的な知識だけでなく実践的なノウハウを学ぶことができます。 価値観が多様化し日々変化していく現代社会で、ビジネスで勝ち抜くには必須とも言える能力です。
ここからは、立教大学の経営学部の特徴・特色を3つ紹介していきます。
明治初期にアメリカ人宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズにより私塾として創設された立教大学は150年近くの間にさまざまな施設を増設し、多くの人材を世に送り出してきました。 経営学部は2006年、経済学部経営学科が独立し社会学部産業関係学科を併合してできた比較的新しい学部ですが、立教大学の実績や高い地位に誇りを持ち真面目に勉学に励んでいる学生が多いのが特徴です。
立教大学経済学部では、5年間で大学院修士課程を卒業できる「5年間一貫プログラム」というプログラムがあります。 大変ではありますが、5年間で実践的なビジネスを見つけられる点は、経営学科ならではの特徴です。
立教大学経済学部国際経済学科では、留学に行くことが必修になっています。 ほかの学部では、留学で単位をとることが難しく、留学を希望する学生は休学をして留学することも少なくありません。 一方、国際経営学科では、留学をしながら単位をとることが可能です。 ストレートで卒業がしたいと考える学生にとっては、魅力的な特徴のひとつでしょう。
立教大学の看板学部トップ3を発表!学部のカーストについても解説ここからは、立教大学経営学部の偏差値や入試方式ごとの受験科目などの入試情報について解説していきます。
「経営学科」の偏差値は65.0で、倍率は10.4です。
「国際経営学科」の偏差値は65.0で、倍率は7.8です。
「経営学科」
・国語
国語総合(漢文を除く)現代文B、古典B(漢文を除く)【配点100点】
・選択
地歴
日本史B、世界史Bから1科目選択【配点100点】
公民
政治経済【配点100点】
数学
数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列・ベクトル)【配点100点】
・外国語
英語資格・検定試験のスコア、もしくは大学入試共通テスト「外国語(英語)」のいずれかを利用【配点150点】
※地歴・公民・数学のいずれかから1科目選択
国際経営学科
・国語
国語総合(漢文を除く)現代文B、古典B(漢文を除く)【配点100点】
・選択
地歴
日本史B、世界史Bから1科目選択【配点100点】
公民
政治経済【配点100点】
数学
数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列・ベクトル)【配点100点】
外国語
英語資格・検定試験のスコア、もしくは大学入試共通テスト「外国語(英語)」のいずれかを利用【配点150点】
※地歴・公民・数学のいずれかから1科目選択
経営学科3科目型
ボーダー90%
・外国語
英語(リスニング含む)【配点200点】
・国語
国語(近代以降の文章)【配点100点】
・選択
地理歴史
世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済【配点100点】
数学
数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B
※地歴・公民・数学のいずれかから1科目選択
国際経営学科3科目型
ボーダー90%
・外国語
英語(リスニング含む)【配点200点】
・国語
国語(近代以降の文章)【配点100点】
・選択
地理歴史
世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済【配点100点】
数学
数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B
※地歴・公民・数学のいずれかから1科目選択
経営学科6科目型
ボーダー85%
・外国語
英語(リスニング含む)【配点200点】
・国語
国語(近代以降の文章)【配点100点】
・地理歴史
世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済【配点100点】
※地歴・公民のいずれかから1科目選択
・数学
数学Ⅰ・A
・選択
数学
数学Ⅱ・B
理科
物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、物理、化学、生物、地学
※地歴公民で選択していない科目も含む数学・理科から2科目選択
※基礎を付した科目は2科目で1科目とする
国際経営学科6科目型
ボーダー83%
・外国語
英語(リスニング含む)【配点200点】
・国語
国語(近代以降の文章)【配点100点】
・地理歴史
世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済【配点100点】
※地歴・公民のいずれかから1科目選択
・数学
数学Ⅰ・A
・選択
数学
数学Ⅱ・B
理科
物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、物理、化学、生物、地学
※地歴公民で選択していない科目も含む数学・理科から2科目選択
※基礎を付した科目は2科目で1科目とする
立教大学の偏差値は57.5~67.5です。 そして経営学部の偏差値は65です。 全体的に見ると、立教大学の経営学部の難易度は大学内の中でもやや高めであると言えます。
立教大学経営学部の入試は、2021年からの入試内容が大きく変更されました。 学部独自試験の英語は廃止し、大学共通テストまたは試験外部試験が必須です。 以下では、立教大学の経営学部の入試対策に重要な、3つのポイントを紹介していきます。
立教大学経営学科の国語は、大問は3題で構成されています。 大問2題は現代文、大問1題は古文の構成です。 現代文の場合は、論説文2題または論説文と小説や随筆1題ずつで構成されます。 読みやすい文章が多いため、素早く読めるように問題演習を重ねましょう。
立教大学経営学科の日本史は、大問2題で構成され、いずれもテーマ史からの出題となります。 政治史や文化史、疫病の歴史など幅広い知識が求められます。 また、正誤問題は、文脈を問う形式であるため、歴史の文脈の理解が必須です。 全体的な歴史の流れを理解しておくようにしましょう。
立教大学経済学部の公民は、大問2題の構成されます。 出題難易度は標準レベル~発展レベルで、やや難しい出題もあるためしっかりと対策しておきましょう。 細かな知識が問われるうえ、経済分野の時事問題では発展的な知識が必要となります。 新聞やニュースなどを読む習慣をつけるとともに、教科書の基礎知識も身につけておきましょう。
立教大学経営学部は、学部内でのコミュニティが非常に強く、授業が充実していることが特徴です。 グループワークが頻繁に行われるため、経営学部の同学年ならほぼ顔見知りといっても過言ではなく、友人を作りやすい環境にあります。
以下では、立教大学経営学部の学生の特色について紹介します。
勉強熱心で真面目な生徒が多いことが特徴です。 また、大人しい性格の人も多いため、静かな環境で勉強に集中したい人に最適の学部です。
文化祭などの楽しい行事では目一杯遊んで、学習する時はしっかりと集中するといった、場面に応じて切り替えができる生徒が多いです。 そんな生徒が多い経営学部だからこそ、充実したキャンパスライフが送れるのでしょう。
一緒に困難を乗り越える仲間として、同性だけではなく異性の友達も増えます。 学部内のコミュニティが狭く、グループワークも行われるため、友達が作りやすい環境です。
立教大学理経営学部は、池袋キャンパスで4年間学習します。 池袋キャンパスは経営学部以外に、文学部・異文化コミュニケーション学部・経済学部・社会学部・法学部・理学部が通っています。 立教大学の代名詞とも言える西洋風のレンガの校舎がとても美しく、緑豊かなキャンパス内は、常に学生たちが賑わい活気に溢れています。
立教大学経営学部の就職率は「98.7%」と非常に高い水準を維持しています。 とくに、製造業に就職する人は22.8%と、経営学部のなかで1番人気です。 その他にも、サービス業・情報・通信業・卸売・小売業など、幅広いジャンルの就職実績を持っています。 また、立教大学では、就職ガイダンスや各種就職活動準備など、就職活動に重要なポイントをおさえた就職支援プログラムを行っています。 学生1人1人と向き合い、それぞれに適した進路を提案してくれるので、高い就職実績に結びつくのでしょう。
ここからは、立教大学経営学部の卒業生の就職先を紹介します。
以下のことを参考に、自分が目指している就職先があるかチェックしておきましょう!
製造業「IHI/キングジム/リコー/島津製作所/日本製鋼所/アプライドマテリアルズジャパン/ジョンソンエンドジョンソン/プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン/リンテック/旭化成」
サービス業「TBCグループ/パーソルホールディングス/特定非営利活動法人UMINARI/日本証券業協会/有限責任あずさ(監法)/シグマクシス」
情報・通信業「東日本電信電話/Gunosy/アイ・ティー・ワン/マクロミル・ジェーエムエーシステムズ/ボードルア/富士通マーケティング/エン・ジャパン/あとらす二十一/フォーカスシステムズ/ヤフー/三井情報」
卸売・小売業「トーハン/伊藤忠食品/コーンズ・エージー/メタルワン/日本アクセス/三井物産/三井商事/長瀬産業」
金融・保険業「三井住友海上火災保険/あいおいニッセイ同和損害保険/山梨中央銀行/アコム/ジャーシービー・大樹生命保険/きらぼし銀行」
立教大学の中でも、とくに経営学部は就職に強い学部です。 大手金融や大手メーカーはもちろん、五大商社や外資コンサル、大手不動産など、早慶以上じゃないと難しいと言われるような企業から内定をもらっている人も多くいます。 立教大学経営学部の生徒は、学習意欲が高く優秀な人が多いため、採用側も「立教大学経営学部」と聞くだけで好印象なのでしょう。
【立教大学の学部偏差値ランキング】おすすめ学部や学部序列も解説ここからは、立教大学経営学部の評判と口コミを紹介していきます。 以下のことを参考に、キャンパスライフをイメージしてみましょう!
立教大学経営学部は、やる時はしっかりとやる、遊ぶ時は遊ぶといったメリハリがある学生が多い印象。 必修科目は他の大学では見られないような特殊な内容が多いため、その内容に興味がある人にとっては魅力的な大学・学部だと思うという意見も。 また、就職だけではなくインターンシップなども、大学側が積極的にサポートしてくれると高評価でした。 経営学部で学ぶ学習内容としては、1年次に経営の基礎(経済・会計・リーダーシップ等)を必修で学び、2年以降は自分の学びたいものを多く取れるという声がありました。
「学生・教授・施設」どれをとっても最高峰が揃っているといっても過言ではない、さすがは天下の立教であると、在校生から高く評価されています。 専門の教授が少人数制で授業を行うため、コミュニケーションをとりやすいという意見も。 また、立教大学経営学部は池袋キャンパスに設置されており、最寄り駅が池袋のため、JRや地下鉄を利用することが可能なので、利便性がいい点も人気の理由の1つのようです。
立教大学の中でも経営学部は高いブランド力を誇っており、またそれを自負している学生も多く、真面目に勉強を取り組んでいる学生も多いという声がありました。 講義や授業については、立教経営独自のカリキュラムがとても良く、他の大学にはない実践形式を採用しているので、学びが身に付いているのを実感できると高評価。 また、サークルや部活に所属している学生もいるが、学部内での授業が充実しているためわざわざ入る人が少ない、経営学部内でのコミュニティが強いという印象という意見も。 さまざまな分野を幅広く学習できるため、経営学部を志望したという口コミも多くありました。
【立教大学の文系学部一覧と偏差値】難易度や受かりやすい学部も紹介今回は、立教大学経営学部の入試情報や就職情報、評判についてご紹介しました。 立教大学経営学部の特徴と言えば、何よりも「就職率が高い」ことです。 就職活動の手厚いサポートを受けることができ、自分に合った企業を提案してくれるので、安心して就職活動に取り組めます。 しかし、そんな立教大学経営学部に入学するためには、まず受験対策を行い計画と目標を立てて勉強する必要があります。 この記事を参考に、立教大学経営学部合格に向けて受験勉強を行いましょう!
【立教大学の特徴を学部ごとに徹底解説!評判・イメージや口コミもご紹介】