受験情報
2021.08.01
目次
立教大学は、MARCHに属する有名私立大学です。
入試難易度は偏差値60前後が求められる、難関私立大学でもあります。
成績が届いていない受験生の中には、逆転合格を狙うことになるでしょう。
しかし、逆転合格をするためには適切な勉強方法やポイントを抑えなければ、実現させることは難しいです。
そこで、今回は、立教大学の逆転合格を目指す人に向けて、科目ごとの勉強法やおすすめの参考書について詳しく解説していきます。
立教大学は、知名度が高く競争率が激しいです。 また、出題問題の難易度は標準レベルが多いですが、合格最低点は高く設定されています。 そのため、「運よく合格した!」という受験生はほとんどいません。 立教大学で逆転合格を目指すために、以下の5つのポイントを抑えておきましょう。
立教大学を目指す受験生がやってしまいがちなのが、計画を立てたつもりになってしまうことです。 計画を立てることはとても大切なことですが、中身のない計画のまま逆転合格を目指すことは難しいです。 逆転合格を目指すためには、計画を立てる上での基本でもある「何を・いつ頃までに・どこまで」を考慮した具体的な計画が求められます。 どの問題をいつ頃までに何回繰り返すのか、また時間配分を細かく設定した綿密な計画を立てておきましょう。
つい、無理な計画をして詰めすぎてしまう受験生も少なくありません。 しかし、せっかく立てた計画も実行できなければ意味がありません。 そのため、計画を立てる時点で確実に終わらせられるようにしておきましょう。
勉強をしていると、分からないことが次から次へと出てくるでしょう。 疑問点を思い浮かんでいる状態では、勉強に集中することができません。 勉強を勧めていく中で、疑問に感じたことはすぐに調べて間違った知識を覚えてしまわないようにしましょう。
個々で得意な科目・苦手な科目は異なるでしょう。 苦手な科目を克服することも大切ですが、効率よく受験勉強を進めていくには、受験までの日程を確認して、その中で伸びが期待できる科目にはより多くの時間を費やすなどの工夫も必要です。 科目の比率は必ずしも均等である必要はなく、配点の高い得意な科目があれば伸ばせるよう時間配分を決めましょう。 ただし、数学のように苦手分野があるまま入試に挑むと点数を落としてしまうこともあるので、科目の配点を事前に確認しておきましょう。
成績が伸び悩んでいたり、効率的な勉強をできていない方の中に多いのが、複数の参考書に手を出して、1冊を終わらせていないことです。 複数の参考書に手を出すよりも、1冊の参考書をこなす方が、確実に力が身に付きます。 立教大学では、科目にもよりますが標準レベルの問題が頻出するため、基礎を固めておくだけでも十分太刀打ちできるものも多くあります。 今の自分の実力にあった参考書で、基礎から学んでいくことで成績は自然と伸びていくものです。
立教大学は難しい?教科ごとのレベル・難易度や難しい学部を解説前述でもお伝えしたとおり、立教大学は難易度こそ高くはありませんが、合格最低点は高く設定されています。 特に、基礎を固めていなければ、取れたはずの点数も落としてしまうことになるででしょう。 また、立教大学には各科目で出題傾向が異なります。 以下では、各科目ごとの効率的な勉強法について解説していきます。 各科目ごとの出題傾向についても抑えておきましょう。
立教大学の英語は、長文読解の設問が特徴的です。 ほとんど内容が一致しているため、文章を正しく読めていれば、手こずることはないでしょう。 英語の場合は、時間内に読み取れる速読力が高得点のカギを握っています。 スピーディーに文章を読んでいくには、1文1文を正確に読めるように意識しましょう。 注意しておきたいのが、語彙力がないまま長文に手を付けないことです。 語彙力がなければ、何度繰り返しても速読は出来ず、理解するまでに時間がかかります。 語彙力をある程度身に着けてから1文1文に手をつけていきましょう。 1文1文を丁寧にこなしていけば、おのずと読むスピードも早くなっていきます。
立教大学の国語は、難易度自体は標準レベルで一見、解答が楽に思えますが、紛らわしい選択問題が多く出題されるため注意が必要です。 国語の中で、得点源となるのが古文・漢文です。 基礎をしっかりと固めていれば、高い正答率を出すことが可能なので、参考書レベルの単語は覚えておくようにしましょう。 基礎が固まってきたら、スピーディーかつ正確に文章を読む「古文解読」を身に着けていきます。 現代文は、文脈から文章を素早く読み解き、根拠を持って解答する練習をしましょう。
立教大学の数学は、大問数が3問です。 出題される範囲が広く、1つに絞られていません。 そのため、苦手な分野を克服しなければ、大問1つを丸々落としてしまう可能性があります。 出題される難易度は、問題集レベルのものが多いため、高い方ではありません。 基礎が身についたら、小問集合対策として穴埋め式の問題集を解いていきましょう。 まずは、教科書や参考書で、基礎力をつけて過去問で出題傾向に慣れていくことが大切です。
立教大学の地歴では、論述問題は入試で必ず出題されます。 重要用語を暗記するだけでとおり抜けられるものではありません。 日本史や世界史では、人物名だけでなく時代背景や出来事もセットで覚えておくことが重要なポイントです。 地理の場合は、「因果関係」と「問題点」の関わりを、用語とセットで覚えておきましょう。
立教大学の公民は、難易度が標準レベル~発展レベルで、政治分野・経済分野の大問2題です。 経済分野の時事問題では発展的な知識が求められます。 年度によっては、経済分野が2題出るときもあるため注意しておきましょう。 また、法律に関する出題では、法令や年号などは、選択問題・制定年などが問われます。 似た語句が頻出する場合もあるため、関連語句や違いを人物名と出来事はセットで覚えておきましょう。
立教大学の理科は、標準レベル~応用レベルの難易度です。 記述式の問題が頻出することが特徴です。 基礎知識にプラスして、化学式の応用や計算式などを活用する力を身に付けましょう。 正誤問題などの基本問題は、点数を落とさないようにしておきましょう。
立教大学に受かりたい人必見!効率の良い勉強法を科目別に解説受験勉強をする際、参考書を活用する人が多いでしょう。 しかし、やみくもに参考書をこなしていれば、合格できるいうわけではありません。 立教大学に合格するためには、入試対策に最適な参考書を活用する必要があります。 ここからは、立教大学への逆転合格を目指している人に役立つおすすめ参考書を紹介します。 以下のことを参考に、自分の勉強をサポートしてくれる1冊を見つけましょう!
以下では、英語のおすすめ参考書を2つ紹介します。
「速読英単語」の特徴は、英語長文の中で英単語を暗記できるということです。 単語帳と聞くと、単語と例文という構成をイメージする人が多いでしょう。 しかし、「速読英単語」は単語と英文の構成になっているため、単語の意味だけでなく速読力や言い回しを身につけられます。 単語を単調に覚えるのが苦手という受験生におすすめの参考書です。
「やっておきたい英語長文」は、立教大学の英語長文対策に最適な参考書です。 1題につき500語程度の長さの長文が20題が収録。 さらに、長文の設問に対する解説・構文・語句の解説・アドバイス・全訳を記載されています。 解説を詳しく記載している参考書というよりは、過去問に近い問題に慣れるための教材です。 こちらの参考書に加えて立教大学の過去問も演習が必要ですが、まずはこの1冊を難なくクリアできているかどうかが、英語長文の読解力が基本レベルに達しているかの1つの目安になるでしょう。 立教大学の過去問を取り組む前に、まずは長文読解力の基礎を鍛えたい人におすすめの参考書です。
以下では、国語のおすすめ参考書を2つ紹介します。
「現代文キーワード読解」は、現代文を読み取る上で必要不可欠なキーワードが掲載されている参考書です。 文章の中にキーワードが出てくるので、実戦的に暗記することが可能で、記憶にも残りやすいでしょう。 また、現代文の成績をアップするためには、単語の意味を理解し語彙力を高めることが大切です。 たとえば、「蓋然性」や「演繹」という単語の意味を知らなければ、問題を読み解くことができません。 こちらの参考書で勉強すれば、これまでは難しいと感じていた文章も飛躍的に読みこなせるようになるでしょう。
古典読解を学習する際に、おすすめの参考書は「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」です。 著者の受験生時代の経験に基づいて「どうすれば覚えやすいのか」を徹底的に追求されています。 古典の読み方のポイントが丁寧に記載されているので、古典が苦手で敬遠しがちな人でも抵抗なく読み進められると好評の参考書です。 こちらの参考書で、古典の読み方や解き方の基礎をしっかりと身につけてから、立教大学の過去問や問題集で実戦経験を積んでいきましょう。 集中して取り組めば、1週間~2週間程度で読み終えることができるボリュームです。
以下では、数学のおすすめ参考書を2つ紹介します。
「初めから始める数学シリーズ」の特徴は、解説が丁寧で分かりやすいことです。
1問に対する解説の分量が一般的の参考書の2倍~4倍記載されています。
1つの問題の解き方が、見開きで数ページにわたって細かく解説されてるので、数学の基本事項について曖昧な点を残さずしっかりと学習できます。
2月から受験勉強をスタートする場合は、2月に数学Ⅰ、3月に数学Aというように、1か月に1冊を完成させましょう。
また、数学ⅡBまでであれば4ヶ月、数学科志望で数学Ⅲまで取り組む場合は5ヶ月で終わらせられます。
数学の受験勉強を始めてするという人は、まず初めから始める数学シリーズを活用して各単元の基礎事項を学ぶことをおすすめします。
「合格る計算数学lA・ⅡB」の難易度は、教科書の基本レベルが中心です。 出題される問題は基本的なものが多いですが、計算力を向上させるための解説が記載されているので、しっかりと理解し演習すれば計算スピードや精度が上がります。 問題パターンが89項目に分類されており、各項目に対して例題と議題があります。 例題や議題には小問が複数あるので全ての問題を解くのは時間がかかりますが、コツコツ毎日学習することで計算力が養われるでしょう。 合格る計算数学lA・ⅡBは、レベルの高い計算方法が記載されている箇所もあるので、立教大学のような難関校を受験する人に最適な参考書です。
以下では、地歴のおすすめ参考書を2つ紹介します。
地理の因果関係やメカニズムを重要視されており、解説が丁寧で分かりやすいことが特徴です。
ページ数は408ページと多いですが、地図やイラスト図解も豊富なので、すらすらと読み進めれます。 地形・気候・産業のテーマ別で構成されているので、しっかり頭の中を整理しながら学習可能。 知識がない状態からのスタートでも、入試に対応できる基礎知識を身につけられるでしょう、 しかし、演習問題はないのでこちらの参考書を理解できたら、「はじめる 地理」などを活用してしっかりと演習することをおすすめします。
「地理B 一問一答 完全版 2nd edition」は、系統地理・地誌を合わせた5000問以上が掲載された問題集です。
入試によく出る重要知識を重心的に、基礎~難易度が高いレベルの問題まで幅広く網羅されています。
また、2020年の3月に改定されたばかりなので、近年の時事問題や入試傾向を考慮した受験対策が可能です。
丁寧かつ分かりやすい解説により、問題を解きながら理屈を理解できるので、地理の知識がしっかりと身につきます。
一問一答形式なので、すきま時間を活用して効率よく勉強したい人におすすめの参考書です。
以下では、公民のおすすめ参考書を2つ紹介します。
「《新入試対応》共通テスト政治・経済集中講義」は、この一冊でインプット、アウトプットができることが特徴です。 非常に分かりやすく簡潔に50テーマがまとめられており、そのテーマに沿ってチェック問題やチャレンジ問題が記載されています。 そのため、テーマを覚えられたらそのまま実践問題に進めるので、効率よく各テーマを学習することが可能です。 ページ数は256ページと少なく感じますが、各テーマの暗記~実践まで掲載されていることを考えると、重要なポイントだけ簡潔にまとめられた参考書だといえるでしょう。 短期間に効率よくスピーディーに終わらせたい人や、受験勉強の最終チェックに最適な参考書です。
「よくわかる政治・経済問題集―授業の理解から入試対策まで」は、政治・経済の基礎事項を幅広く網羅できる問題集型の参考書。 解説が丁寧に分かりやすく記載されているので、最初の問題集に最適です。 最初は、一問一答形式で基本的なキーワードを学び、基礎をしっかりと身につけます。 次に、基本問題と発展問題を解くことで、さらに知識を網羅できます。 応用的な学習もできるため、こちらの参考書をマスターすれば、公民の入試に対応できるでしょう。 基礎を学習したあとに問題演習をして、さらに理解を深めたいと考える人におすすめの参考書です。
以下では、理科のおすすめ参考書を2つ紹介します。
全国の大学入試でよく出題される重要なテーマだけを厳選され、17章にまとめられている参考書です。 基礎を定着させるために有効な問題を230題選定されているので、基礎力を徹底的に期待上げることができます。 基礎だけではなく、理科の入試でよく出題される「ヨウ素滴定」「逆滴定」「COD」などの少し難易度の高い問題も学習できるので、受験対策もバッチリ。 また、各問題には、小問題ごとに星の数で難易度のレベルが表記されているため、解いている問題で自分がどのレベルまで理解できているかを確認することが可能です。
立教大学との併願におすすめの大学とは?滑り止めにおすすめの大学もご紹介立教大学への逆転合格を目指すには、最低でも「平日6時間」「土日10時間」の勉強時間が必要となるでしょう。
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)の上位私立大学は、遅くても「高校2年生の冬」には受験勉強を始めることが望ましいとされています。 ゆとりを持つために、2年の7~8月頃から開始しておくと良いでしょう。 以下では、立教大学の逆転合格を本気で目指すためのスケジュールを紹介していきます。
高2の7~9月の時期は、各科目の基礎を身に着けることを目標にしましょう。 センター試験で7割近くは取れるレベルになるのが理想です。 授業の復習を中心に行っていき、計画通りに勉強する習慣を付けましょう。
高2の10~12月は、1日4~5時間を学習の時間として確保してください。 自分の基礎力が身についたか確認するために、難易度が低い問題集を活用してスムーズに解けるか試します。 また、この段階で基礎の不安な部分を潰しておけるようにしておきましょう。
高2の1月~3月は、立教大学の行きたい学科に見合う学力が身についているか確認します。 履修済みの科目や分野で立教大学の過去問を解いて、実力試しをしましょう。 そして、その結果を参考にしながら、足りない学力を向上するための勉強スケジュールを立ててください。
高3の4月~6月は、基礎固めの勉強を中心に行います。 中1~高2までの復習を行い、基本問題はしっかりと解けるようにしておきましょう。 そして、6月に行われる模試を受けて、現時点の自分のレベルが立教大学に達しているか確認してください。 A判定の結果が出ても油断をして怠けてしまうと落ちてしまう可能性もあります。 反対にC判定などの少し厳しい結果が出ても、この時期なら逆転合格が狙えます。 自分の苦手分野を把握し、それを克服するために参考書を読んだり問題集を繰り返し行いましょう。
高3の7月~9月は、思いっきり自分の得意分野を勉強しましょう。 得意科目を伸ばして自信をつけて、絶対に点数をとりこぼさない科目を作っておくことが大切です。 また、この時期に過去問を見て「難しいな」と感じる場合には、本格的に取り掛かる必要はありません。 過去問に目を通し「こんな形式で答えを問われるのか」「これを解くためにはこの勉強が必要だな」と感じられれば十分です。
高3の10月~12月は、とにかく実践あるのみです。 ひたすら問題を解いていき、どれだけの問題に正解できるかを見極めましょう。 特に、典型問題の失点が無ければ、入試は大きく有利になります。 本番でもプレッシャーに負けず、どのような状況でも典型問題の失点がないように、解き方にパターン があるものは抑えておきましょう。
高3の1月~受験日には、今までの復習を中心に苦手分野を克服していきましょう。 特に、立教大学では数学や物理などのように、幅広い標準レベルの問題が頻出することがあります。 苦手分野がある状態では、大きな失点につながりかねません。 分野に偏りがないように復習していきましょう。
今回は、立教大学に逆転合格を目指すための各科目ごとの勉強方法やポイントについて解説してきました。 逆転合格を目指すために必要となる第一歩は、適切な学習計画があってこそです。 無理な学習計画を立てていては、受かるものも受かりません。 参考書を1冊完璧に仕上げれば、おのずと成績は伸びてくれます。 本番となる入試までの時間を逆算し、着実にこなせる計画を立て、高得点を取れるように頑張りましょう。