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2021.04.25

立教大学は得点調整を行う?調整方法や気を付けるべきことを解説

目次

立教大学に限らず、多くの大学入試で得点調整がおこなわれていることをご存知でしょうか。
合格最低点や合格ボーダーラインなどを参考に受験勉強することも大切ですが、得点調整の事実を知らないと想定と異なる点になり、涙する結果になりかねません。

今回は、立教大学における得点調整について解説します。

調整の方法や気を付けるべきポイントにも触れますので、可能な限り正確な合否判定をしたい人は役立てていきましょう。

そもそも得点調整とは?

まずは、得点調整という制度自体について解説します。
これは立教大学以外でも活用されている仕組みであるため、立教大学の受験有無を問わず参考にすることをおすすめします。

得点調整の概要

得点調整とは、選択した科目・問題の難易度ごとに極端に有利(もしくは不利)な合格判定とならないよう、得点を調整する仕組みのことを指します。
基本的には平均点を参考にすることが多く、出題者の狙いに反して平均点が高すぎた(もしくは低すぎた)ときに得点調整されることが多いでしょう。
1点の違いが合否を分けることの多い大学受験では、得点調整の可否もしくは調整方法が重要になってきます。

得点調整の目的

得点調整をする目的は、前述の通り科目ごとの有利(もしくは不利)をなくすためです。
例えば、国語の試験が例年と比較して圧倒的に簡単であったり受験生のレベルが高かったりした場合、狙い以上に平均点が高くなる可能性があるでしょう。
反対に数学の試験問題を難しくしすぎた場合、数学の平均点が大幅に下がる可能性があります。このような状況が生じたとき、国語を選択している受験生と数学を選択した受験生との間に、圧倒的な点差が生じます。
つまり、合格者のほとんどが国語を選択した受験生(不合格者のほとんどが数学を選択した受験生)ということになりかねないのです。
多くの大学では受験科目別の定員を設けていないためたまたまそのようなことが起きる可能性はありますが、入試を作る側の問題で公平な合否判定ができなくなることは避けておくべきでしょう。
そのため、平均点に極端な乖離が出たときには得点調整をおこなう大学が多いのです。

得点調整の調整方法とは

得点調整の代表的手法として、「中央値方式」と「標準得点方式」とが挙げられます。
「中央値方式」とは、全体の中央に位置する人の成績を基準にしたうえで、その得点が満点になるようにして調整する方法です。
平均点と中央値は異なるため、大学側が公表しない限り正確な数値を出すのは難しいことが難点です。
「標準得点方式」とは、標準偏差を用いて調整する方法です。
(素点-平均点)÷標準偏差×10+狙いの平均点で計算されます。
どちらの方法でも、得点調整して出た結果を参照すれば科目ごとの平均点・難易度を違いを加味する必要がなくなります。
シンプルに合計点のみで合否を決められるため、大学側にとっても受験生にとってもメリットが大きいのです。

立教大学は得点調整をおこなうのか?

ここからは、立教大学の得点調整について確認していきましょう。
実際に得点調整をするかにも触れますので、受験生はぜひチェックしてみてください。

立教大学は得点調整をおこなう

結論からお伝えすると、立教大学も他大学と同様に得点調整をおこないます。
2021年度の入学試験要綱には、「合否判定は、日程ごとに定員や合格最低点等を定めず、受験した日程や選択科目により有利・不利が生じないよう得点を調整したうえで、各試験日程の成績に対しておこないます」という表記がありました。
そのため、入試形態を問わずほぼ確実に得点調整はおこなわれると思って間違いないでしょう。

立教大学の得点調整方法とは?

立教大学の得点調整方法は、「標準得点方式」だといわれています。
明確に規定されてはいませんが、過去に合格した人の得点や、同じくMARCHクラスの大学の多くが「標準得点方式」を採用していることから、立教大学も恐らく同様であろうという結果が出ています。

立教大学の得点調整で気を付けること

ここでは、得点調整にまつわる注意点を紹介します。
得点調整の詳しい計算方法を1から10まですべて把握しておく必要はありませんが、得点調整というシステムがあることと、素点をそのまま合否判定に使うわけではないということだけは最低限知っておきましょう。

合格最低点は参考程度に留めておく

前述の通り、立教大学では合否判定をするに際し、日程ごとの定員数はもちろん合格最低点を設けていないことが特徴です。
国公立大学の入試でおこなわれている事実上の「足切り」がなく、定員を満たすまで上位から順々に合格を出す手法だと言えるでしょう。
そのため、極端な例ですが定員100人に対し80人しか出願してこなかった場合、80人全員が合格することになります。
たとえ下位の受験生の得点が低くとも、合格最低点を設けていない以上合格することができるでしょう。
しかし、実際の立教大学は難関私立大学として名高い学校であり、定員割れが起きることはほぼ考えられません。
そのため、予備校や学習塾が試算している合格最低点は参考程度に留め、平均点と比較して高い得点が取れるかを重視する必要があるのです。
「合格最低点を満たしているから合格するだろう」と考えていると、想像以上に平均点が高かったときに不合格となってしまう可能性があるため注意しましょう。

受験情報誌に掲載されている点数の基準を確認しておく

出題傾向や合否判定の基準を知るため、ほとんどの受験生は受験情報誌・過去問集・赤本などを参考にするでしょう。
なかには合格者の得点が掲載されていることもあり、特に過去問演習時の自己採点をするときに便利です。
ただし、掲載されている合格者得点が素点なのか得点調整後の点数なのかは確認しておく必要があるでしょう。
特に受験科目の平均点が高かった場合、赤本に掲載されている得点を大幅に上回ったからといって安心していると得点調整後に不合格になってしまう可能性があります。
特に文系学部における社会科科目、理系学部における数学科目は平均点が高くなる傾向にあるため注意しておきましょう。

模試を活用して自分の立ち位置を知ることが大事

これまでの内容を総合すると、過去問集などだけで立教大学の入試を乗り切ることは難しいでしょう。
得点調整というシステムがある以上、全教科ほぼ満点の得点をたたき出すなど極端なハイスコアが出ない限り過去問演習だけで安心することはできないのです。
そのため、模試などを活用して自分が全受験生のうちどのくらいの立ち位置にいるのか可視化する必要があります。
模試であれば偏差値・全国における順位・同じく立教大学を志望している受験生の中での順位などがわかるため、合格可能性の判定に役立ちます。
過去問はあくまでも出題傾向や当日の時間の使い方を学ぶためのツールであると心得て、合格可能性の判定には使わないほうがよいでしょう。

まとめ

立教大学に限らず、ほぼすべての大学では得点調整がおこなわれています。
内容を詳しく知らないと不安に思いやすいシステムですが、実は科目ごとの難易度に影響を受けず公平かつ公正な合否判定をするためのシステムであるため、むしろ歓迎してよいでしょう。
模試などを活用しながら自分の立ち位置を可視化し、受験勉強に役立てていくことが大切です。