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2021.04.25

立教大学の全学部入試と個別学部入試の違いを徹底解説!

目次

立教大学では、全学部入試と個別学部入試のふたつを採用しています。
しかし2021年度から立教大学の入試制度は大きく変わり、基本的には全学部入試のみに統一されていることを知っておきましょう。
個別学部入試はごく一部の学部にのみ限定されており、受験のシステムが異なることも知っておく必要があります。

今回は、立教大学の全学部入試と個別学部入試について解説します。

立教大学の全学部入試と個別学部入試とは?

まずは、立教大学の入試制度に関する基本的な概要を確認していきましょう。
推薦入試や社会人入試など一部の入試形態を除き、基本的には下記「全学部入試」もしくは「個別学部入試」で入学するのが一般的です。

立教大学の全学部入試

全学部入試とは、さまざまな学部を希望する受験生が同日・同時刻・同じ会場で受験する入試形態のことを指します。
立教大学の場合は5回の全学部入試が実施されており、回ごとに出願学部(学科・コース)を選択します。
1回につきひとつの学部にしか出願できませんが、2回目以降は別の学部に出願しなおすことができるなど、柔軟な対応ができることが特徴です。
似た言葉として「全学部日程入試」が挙げられますが、これは個別学部入試の日程が全学部で統一されているだけの形態であることに注意しておきましょう。

立教大学の個別学部入試

個別学部入試は、他大学でも一般的に採用されている入試形態であり、学部ごとに受験日を分けて実施します。
受験生は希望する学部に応じて複数回出願する必要があるだけでなく、複数日程が用意されていない限り「一発勝負」になってしまうというデメリットが生じます。
その分学部のアドミッション・ポリシーに沿った入試問題を作ることが可能ですが、他大学との併願を前提とする受験生が多い以上、利便性に欠けることが注目されるようになりました。
そのため、立教大学ではごく一部の学部を除いて2021年から全学部入試に移行しています。

立教大学の全学部入試と個別学部入試の違い

立教大学における全学部入試と個別学部入試は、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、複数の視点からそれぞれの入試形態をみていきましょう。v

募集人数の違い

募集人数は、全学部入試の方が少なくなることが多いです。
個別学部入試は学部ごとに異なるアドミッション・ポリシーに沿った入試問題を作成しやすく、講師や教授陣のスケジュールに合わせて予定を立てられることから、実施大学側のメリットが多い手法として確立してきました。
そのため個別学部入試の募集人数を増やし、受験生をなるべく誘導している大学が多いのです。 しかし、後述する通り立教大学では全学部入試への統一を完了させています。
そのため全学部入試と個別学部入試における募集人数に大きな違いはなく、一部個別学部入試を残している学部のみ定員数が異なることを知っておくとよいでしょう。

問題の難易度の違い

入試問題の難易度は、全学部入試でも個別学部入試でも大きく変わることはありません。
個別学部入試の方が各学部のアドミッション・ポリシーに沿った問題を作りやすいというアドバンテージがありますが、大学が求める学力レベルに大きな差が出ることは少なく、難易度に違いが表れることは滅多にないのです。
ただし、出題傾向のバリエーションに富んでいるのは個別学部入試だと思っておきましょう。
特定の学部のみを狙うのであれば全学部入試でも個別学部入試でも問題なく対策できますが、複数の学部に出願したうえで全学部入試と個別学部入試を兼用する場合は、受験勉強の的を定めにくくなるため要注意です。

倍率の違い

倍率は、全学部入試の方が高くなる傾向にあります。
全学部入試は他学部との併願パターンのバリエーションに富んでおり、学部だけでなく大学の併願もしたい受験生にとって旨味があるからです。
工夫次第では毎日のように受験本番へ臨むことができ、合格可能性をより上げることができるでしょう。
また、第一志望の全学部入試を最大限活用していけば受験の回数そのものを増やせるため、こちらも合格可能性を上げる取り組みとして有効です。
その分、個別学部入試の倍率は低めに現れます。
合格可能性をとるか、倍率の低さをとるか、よく検討しておきましょう。

入試日程の違い

全学部入試は、個別学部入試より早めに実施されることが多いです。
個別学部入試が2月中旬頃であるのに対し、全学部入試は2月上旬の1週間程度でおこなわれます。
その後も個別学部入試や他大学の入試に臨む人でも、早めにひとつ合格を得ておくことが自信になることも多いでしょう。
また、受験の場に慣れるためにあえて全学部入試にチャレンジする人もいます。
模試など練習の場とは異なる雰囲気に飲まれないためにも、全学部入試を効率よく活用していきましょう。

問題形式の違い

全学部入試では、ほとんどマークシート形式であることが多いです。
記述・論述が含まれることもありますが、基本的に漢字・英単語・用語などの書き取りか、50~150文字程度の短文記述が扱われます。
200文字を超える論述が課されるのは、非常に稀だと思ってよいでしょう。
一方で個別学部入試の場合、問題形式は学部・学科により大きく異なります。
全問マークシート形式で大学入学共通テストのような形態であることもあれば、ほぼ論述問題で解答用紙の欄が大きいこともあります。
マークシート形式の方が簡単だと思われがちですが、その分問題量が多くなる傾向なるため、テンポよく確実に大量の問題を解答する素養が問われます。

受験料の違い

受験料は大学により異なりますが、全学部入試の場合併願割引が適用されるケースがあります。
なるべく複数の日程で全学部入試を受けてもらうためにも、割引をして多数の受験生を呼び込みたいという大学側の狙いがあるのでしょう。
個別学部入試では併願割引制度がないことが多く、基本的には出願する学部・受験する日程分の受験料が倍々でかかります。
コスパよく受験したい人や、特定の大学だけを視野に入れて受験していきたい人は、全学部入試をおすすめします。

受かりやすさ・入りやすさの違い

受かりやすさ・入りやすさは全学部入試でも個別学部入試でも、明確な比較はできません。
学部・学科・コースごとに合格基準が異なるうえ、使用している入試問題自体も違うので単純な比較ができないのです。
また、倍率・定員なども年度により異なることも知っておきましょう。
全学部入試と個別学部入試はあくまでも入試形態の違いであり、併用することで合格可能性を上げられることに着目すべきです。

立教大学は個別学部入試が廃止されたって本当?

最後に、立教大学における全学部入試と個別学部入試について解説します。
2021年度からどう入試システムが変わったのか理解し、過去分析や受験校の決定に役立てていきましょう。

全学部入試1本に統一

立教大学の一般試験はすべて全学部入試に統一されているため、入試概要上の個別入試は廃止されています。
しかし理学部は理学部専用の受験日程が2日分設けられていること、文学部は全学部入試以外にも追加して1日分文学部専用の受験日程が設けられていることから、この3日間は事実上の個別入試だと判断できるでしょう。
名称は全て「全学部入試」であるためややこしいですが、制度の基本を理解しておけばそう難しいシステムではありません。

理学部と文学部のみ個別試験あり

前述のとおり立教大学では基本的に全学部入試への統一を完了させています。
しかし、理学部と文学部に限っては全体で実施する全学部入試以外の日程を設けているため、この部分が個別学部入試に当たると言ってよいでしょう。

とはいえ、理学部に限っては2日しか受験日程がありません。
立教大学理学部を一般入試で合格したい人は、2回しかチャンスがないことに注意しておきましょう。

また、文学部は全学部入試の5日程に加え、文学部特化型の入試日程が1日追加されています。
一般入試で立教大学文学部に挑戦できるチャンスは、合計で6回になるのです。

文学部の一部にしか英語の科目試験がない

立教大学では、文学部における一部の入試日程を除き、一般試験における外国語の筆記試験がおこなわれません。
2022年度入試からの変更であるため、忘れずに入試概要はチェックしておきましょう。
英語資格・検定試験のスコアもしくは大学入学共通テストの「外国語」を用いた採点がおこなわれ、取得スコアもしくは点数を学部ごとの配点に応じて変換します。

立教大学に活用できる「各種検定試験」にあたる英語外部試験は、下記の通りです。

・ケンブリッジ英語検定
・実用英語技能検定
・GTEC
・IELTS
・TEA
・TEAP CBT<
・TOEFL iBT

いずれも立教大学出願期限初日から遡り、2年以内に受験して取得したスコアが有効となります。
複数回受験している場合は、最も高いスコアを活用できるため、何度か挑戦しながら最高記録を伸ばしていくことがおすすめです。

まとめ

立教大学では、個別学部入試を改め、基本的に全学部入試への統一を完了させています。
志望学部の入試概要をチェックしながら得意を伸ばし、苦手をカバーするような受験勉強をしていきましょう。
また、他大学と科目ごとの出題傾向を照らし合わせながら、立教大学に特化した対策をすることもおすすめです。
効率よく合格への最短距離を歩むため、今回の内容をぜひ参考にしてみましょう。