受験情報

2021.06.09

立教大学の文系数学の傾向と対策!配点や難易度も解説

目次

立教大学は、文系学部であっても数学を選択して受験することが可能です。
文系数学を選択する人の比率は少なく、ここで高得点を取れれば合格にグッと近づくことができるでしょう。

今回は、立教大学における文系数学ついて詳しく解説します。

傾向・対策はもちろん、配転や難易度にも触れるため数学での受験を検討している人は参考にしてみてください。

立教大学の文系数学の基本情報

まずは、立教大学の文系数学に関する基本情報を紹介します。
立教大学では2021年度から一般入試が廃止され、全学部入試に統一されているため全学部入試の数学をピックアップしてみましょう。

立教大学の文系数学の配点情報

立教大学の数学は、学部により配点が異なります。
問題は同じでも採点の比率が異なることを理解し、志望学部と照らし合わせながらチェックしていきましょう。

・文学部(史学科):200点
・文学部(史学科以外):150点
・異文化コミュニケーション学部、観光学部:150点
・経済学部、経営学部、社会学部、法学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部:100点

立教の文系数学の問題構成

立教大学の数学は、下記の構成で出題されることが多いです。
年度により改変が入る可能性がありますが、ベーシックな問題構成は必ず押さえておきましょう。

・小問集合(8題)
・大問(記述式)
・大問(記述式)

小問集合による空所補充から成る大問と、記述式の大問2つで構成されています。
大問2は微分積分・大問3は三角関数および整数・ベクトル・図形および方程式など年度により異なります。

立教大学の文系数学の傾向と対策

ここからは、立教大学数学に関する傾向・対策を紹介します。
他大学と問題を比較したいときや、立教大学用の受験対策プランを練りたいときにお役立てください。

単元横断型の問題が多い

複数の単元の知識を使わないと解けない問題が多いです。
苦手な単元なると点を取りづらく、いかに他の単元が得意だったとしても不利になってしまうことが多いため注意しましょう。
そのため、ハイレベルな問題を解く力よりは、基礎・基本を全単元で正確かつ素早く回答できる力が問われます。
単元ごとに特化した演習だけでなく、横断型の演習にも積極的に取り組みましょう。

微積分は頻出単元のため注意

立教大学は、文系・理系関係なく微積分の出題割合が高いです。
計算量が多い単元でもありますので、計算ミスに注意しながら確実に解いていく必要があるでしょう。
理系学部は特に科目横断型かつ難関レベルの微積分が出題される傾向が高いですが、文系学部では基礎・基本を間違いなく回答できればクリアできます。

難問・奇問はほとんど出題されない

立教大学の数学は、参考書の基礎~応用レベルが解ければ問題ない難易度です。
超難問はほとんど出題されませんので、特殊な対策は必要ないでしょう。
しかし、微積分の単元は他と比較して難易度が高い傾向にありますので、早慶上智レベルの問題にも取り組んでおくのが理想です。

証明問題への対策を忘れずに行うこと

文系学部の数学でも、証明問題が出ることがあります。
マークシート形式に対応して一部が穴あきになって出題されることもあれば、完全記述形式で丸々全て記入する必要があることもありますので、どちらにも対応できるようにしましょう。
まずは基礎レベルから始め、大学入試共通テストレベルまで少しずつ引き上げていくのがポイントです。

ケアレスミスが命取りになるため、集中力を磨くこと

文系学部の数学は基本的な問題が多いため、ケアレスミスが命取りになります。
特に一般入試が廃止されて全学部入試になって以降、同じ問題で文系学部も理系学部も受験できるようになりました。
学部ごとの出題傾向の差がなくなり、数学が得意な人も苦手な人も同時に受験することになります。
合格者と不合格の差が1点しかないことも出てくることを想定し、集中力を磨いておきましょう。

公式や定理は全て覚えておくこと

問題レベルが高いわけではありませんが、広範囲に渡って基本的な知識を問う問題が多いです。
そのため、公式や定理など暗記で済むものは全て覚えておきましょう。
記述形式の出題の際に、公式や定理を用いて解法を記せば客観的な正当性も伝わります。
計算や見直しに当てる時間を長く取る秘訣にもなりますので、必ず取り組みましょう。

立教大学の文系数学の時間配分とは

下記では、実際の受験シーンを想定し時間配分をイメージしていきましょう。
限られた時間を効率よく使いながら正答率を上げるには、時間配分を意識した対策が必要です。

立教の文系数学の大問ごとの解き方

大問1は公式を当てはめて考えれば解ける基本的な問題が多いです。
大問2以降は複数分野が融合して単元横断型の出題がされることが多く、典型的な公式や解放を当てはめるだけでは答えにたどり着けないこともあるでしょう。
問題文自体はシンプルかつ短いですが、思考力が問われることもあります。
大問の最初の問題は比較的難易度が低めになっているため、ここで確実に得点へとつなげていきましょう。

時間配分の例

小問集合から成る大問1は、20分以内に解き終わるのが理想です。
毎年空欄補充型で出題されることが多く、計算力や知識量が十分であれば問題なく解けるでしょう。
出題者も大問1では基本的な数学知識を問う場と定めていることが多く、ここで多くの時間を割くことは防ぎたいものです。 ボリュームの多い大問2および大問3も、20分程度で完了させるのが理想です。
大問1と比較して問題数は少なめですが、難易度の高い応用問題が少数出ることが多いため注意しておきましょう。
たとえすべての問題を解き終わっていなくても見直しの5分は必ず確保し、回答した問題だけでも点数につなげる取り組みが欠かせません。

立教大学の文系数学では何割必要?

学部によって、最低合格ラインは大きく異なります。
平均して5~7割取れていれば問題ありませんが、確実な合格を狙うなら7割以上を目指しましょう。

立教大学の文系数学対策におすすめの参考書

ここでは、立教大学の数学対策に適した参考書を紹介します。
基礎から応用まで幅広くピックアップしていますので、自分のレベルや復習したい単元に合わせて検討してみましょう。

学研プラス『高校数学Ⅰをひとつひとつわかりやすく。パワーアップ版』(小島秀男)

同じシリーズで数学Aや数学Ⅱなどの分冊も展開しています。
超基礎のレベルから分かりやすく解説していることで有名な参考書で、数学に苦手意識がある人でも取り組みやすい内容です。
図やイラストを使った定理解説が多いため高い理解を得ることができ、「理解しきらないまま公式を使うことに違和感がある」という人にも向いているでしょう。
ただし、応用問題はほとんど扱いません。
あくまでも全単元をサッとインプットするために使い、早めに他の参考書に切り換えるのが吉です。

チャート研究所『チャート式基礎からの数学Ⅰ+A』(チャート研究所編纂)

同じシリーズで、数学ⅡBや数学Ⅲなどの分冊も展開しています。
大学受験対策に活用される機会が多く、通称「青チャート」という名前で注目を浴びています。
レベル別に段階を踏んで勉強できるので、徐々に応用レベルへ切り替えたい人に向いています。
分かりやすい解説ページもついていますが、演習問題ごとの解答は比較的簡素です。
あくまでも基礎力がついてから取り組むイメージでいて、つまずいたり分からなかったりする問題があれば解説ページに戻る、というサイクルを組み立てるのが理想です。

河合出版『文系数学の良問プラチカ数学Ⅰ・A・Ⅱ・B』(鳥山昌純)

同じシリーズで、理系数学の良問プラチカも展開しています。
大手予備校・河合塾で数学を担当する講師が執筆しており、文系・理系それぞれの受験に必要な数学を網羅的に解説しています。
問題演習に入る前に公式や定理を分かりやすくまとめているページがあるため、暗記にも役立つでしょう。
また、立教大学の数学対策に必須な微積分の問題量が多いのもメリットです。
ただし、問題レベルは比較的難易度が高めに作られており、難関大学合格者御用達だと言えます。
MARCH以上を目指す学生が使用するテキストでもあるため、確実に高得点を狙いたい場合に活用しましょう。
オーバーワークにならないよう、基礎を十分理解してから取り組むのが理想です。

まとめ

立教大学の数学は、基礎~標準レベルの問題を繰り返し解き続けるのがポイントです。
難問・奇問が出されることはほとんどないものの、スピード感と正確性を意識した計算ができなければ合格は遠のいてしまうでしょう。
ケアレスミスなく突破できるよう、まずは基礎力を重視していきましょう。