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2021.05.31

立教大学の特待生とは?特待生になる条件や人数も解説

目次

立教大学には、特待生制度が存在します。
しかし公式HPや入試要項に詳しく記載されておらず、そもそも特待生制度があることすら知らない人も多いでしょう。

今回は、立教大学の特待生制度について解説します。

返還が必要な奨学金制度や学費のごく一部のみを給付する支援金とは根本から異なる制度であるため、ぜひチェックしてみてください。

立教大学の特待生とは

まずは、立教大学の特待生制度に関する概要を紹介します。
立教大学以外にも特待生制度を設けている大学がありますが、概要は大学ごとにバラバラなため事前にチェックしておくとよいでしょう。

立教大学の特待生の概要

立教大学の特待生制度は、入試において特に秀でた学生が対象となる制度です。
年度ごとに特待生が決まり、向こう1年間は一切の学費がかかりません。
自由に選択して参加するゼミ・研究室の費用やサークルの会費などは対象外ですが、大学に支払う基本的な学費はすべて免除される仕組みです。
入学後は、高校における評定平均と似ている「GPA」にて成績の判定がおこなわれ、基準を満たす場合はもう1年延長されます。
4年間ずっと成績優秀者であり続ければ、4年間すべての学費がかからないため、特待生を目指す人も多いのです。

奨学金とは違い返済不要

立教大学の特待生になれれば、学費は「給付」や「貸与」ではなく「免除」されます。
一般的な奨学金の場合、基本的に「貸与」となるため卒業後の返済が必要です。
借りた金額や返済年数にもよりますが、毎月1~3万円程度を20~30年かけて返済する人が多いでしょう。
40歳50歳になってようやく奨学金を返し終わる人もいるなど、さまざまです。
また、支援金や一部の奨学金など「給付」の場合、返済の義務はありませんが学費のうちごく一部のみしか支給されないことが難点です。
入学手続きにかかる諸費用や学費の大半は自分で捻出する必要があるため、注意しておきましょう。
特待生はそもそも支払うべき学費がゼロになる仕組みであり、持ち出しがいらないことがメリットです。

事前申請は必要?

立教大学の特待生になるために、事前の申請は必要ありません。
合格の通知後に届く入学手続きに、特待生としての手続き書類も同封されているため受験生はそこではじめて自分が特待生であることを知ります。
特待生としての手続き自体は煩雑でなく、入学手続き用の書類にプラスアルファする程度で完了します。
誰にも特待生になるチャンスがあるということですので、なるべく高い点数を取って合格を目指していきましょう。

立教大学の特待生になるには

次に、立教大学の特待生になるための条件などを解説します。
立教大学側から明確な基準は公表されていないため年度ごとに変わる可能性がありますが、ひとつの基準として覚えておきましょう。

特待生の条件と人数

特待生の条件や人数は、公表されていません。
しかし、入試で高得点を取った上位数%のみ特待生になることが認められています。
そのため、高校時代の内申点や評定平均、スポーツ活動・文化活動・ボランティア活動などの課外活動歴が特待生審査に影響することはないようです。
シンプルに入試の上位数人にだけ与えられる特権だと思っておいたほうがよいでしょう。
そのため、学校型推薦選抜や総合型選抜などペーパー試験を介さない入試を経て合格した人が特待生となることは原則ありません。

特待生に選ばれるレベル・偏差値はどれくらい?

立教大学の特待生として明確な人数が設けられていることはなく、年度ごとに異なる入試の難易度や平均点に応じて基準点が変動します。
しかしごく限られた人だけが特待生として認定されることを考えれば、偏差値70程度は求められるでしょう。
大学入学共通テストでは95%取るなど、高い結果も必要です。

特待生に選ばれるには何割必要?

特待生に選ばれるには、大学入学共通テストではなく立教大学独自の入試問題で高い結果を出す必要があります。
つまり、一般入試(2021年度から一般入試制度が廃止されて全学部入試に切り替わっています)で点を稼ぐことが欠かせません。
9割程度取得できれば特待生になれる可能性がありますが、何千人といる立教大学受験生のなかから上位10数人に食い込む必要があるためかなりの難関を極めることは予想しておきましょう。

立教大学の特待生以外の学費免除制度・奨学金

立教大学には、特待生制度以外にもさまざまな学費免除制度があります。
奨学金なども含め、ここでは一部を紹介していきましょう。

立教大学「自由の学府」奨学金

「自由の学府」奨学金は、文系学部生に50万円、理学部学生に70万円を支給する奨学金です。
東京・神奈川・千葉・埼玉以外の高校を出ていること、入試種別・成績・家計基準などの条件があることが特徴であり、500名程度が採用されます。

立教大学GLAP奨学金

GLAP奨学金は、全学部生に対し120万円を支給する奨学金です。
経済援助が必要なグローバル・リベラル・アーツ・プログラム生を対象としており、国際コース選抜入試(GLAP)の利用が必須です。

田中孝奨学金

田中孝奨学金は、児童養護施設出身の受験生を対象とした奨学金です。
学修奨励金として80万円と、学費・その他の納入金相当額が支給される奨学金であり、学修奨励金は選考において特に支援が必要と認められた人にのみ支給されます。
原則4年間の支給を前提としていますが、継続審査があります。

立教大学の特待生(別給費奨学金)と早慶はどっちに進学すべき?

立教大学に特待生として合格できる場合、早稲田大学や慶応義塾大学などより上位の私立大学にもダブル合格できる可能性があります。
ここでは早慶とダブル合格できた場合の選択肢について解説します。

本来の第一志望に進学すべき

特待生かどうかにかかわらず、基本的には第一志望に進学した方がよいでしょう。
学費全額免除は非常に魅力的ですが、1年次の成績が基準に達しなければ2年次以降の学費は通常通りかかること、一度特待生の資格を剥奪されてしまうともう一度特待生として返り咲くのは難しいこともデメリットです。
万が一特待生でなくなったとしても、もともと進学したかった第一志望の大学であれば、後悔することもありません。
しかし1年間のお金だけを優先させて希望進学先を曲げてしまった場合、長く特待生でいられたとしても後悔が残る可能性があるため要注意です。

立教と早慶ではネームバリューは全然違う

立教大学と早稲田大学・慶応義塾大学などの早慶クラスとでは、ネームバリューが異なることも要注意です。
よりネームバリューがあり最難関私立大学として名を轟かせている早慶の方が、何かとメリットを感じることが多くなるでしょう。
就職戦線を有利に乗り切れる、学友のレベルが高い、施設が充実している、ニッチな学術分野でも豊富な講師陣がそろっているなど、中身を見て進学先を選ぶことが大切です。
特待生になることはまたとない貴重なチャンスですが、それだけにとらわれることのないよう意識しておきましょう。

まとめ

立教大学では、一部の成績優秀者を特待生として入学させています。
大学の期待を背負う学生であるため文武両道かつ品行方正な学生であることが求められ、1年に一度特待生審査を受けることを知っておきましょう。
金銭的な負担を軽くしながら大学生活を送りたい場合、特待生を狙うのもひとつの手段です。
上位数%に食い込む過酷な勉強が必要ですが、興味のある人はチャレンジしてみましょう!